2013年冬。年の瀬で慌ただしく動く都内。
そんな喧騒と無縁の3人の男たちが、
編集部でひっそりと一年の総括を行いました。
WEB漫画界の今、マンガごっちゃの方針、これからのマンガ…。
マンガを愛する野郎どもがあれやこれやと語ります。
ページ最後には編集部のおすすめ作品もご紹介!
今年一年の業界を振り返って

これまでの作品を交えて、話ははずむ。
最初の話題は今年のマンガ業界。
S:
今年一年おつかれまでしたー!!
I&Y:
お疲れ様でーす!
S:
マンガごっちゃ今年の総括として座談会を催します!
Y:
一年の計はなんとやら ですね。
I:
とりあえず今年の業界振り返りますか。
Y:
ではでは、まず編集長からお願いします。
S:
うーん2013年はやっぱ進撃の巨人かなー。
I:
まぁそうなりますよね。
Y:
雑誌が重版ってのも話題になりましたよね。
講談社さんの「ARIA」にスピンオフを掲載したら
売り切れ&増刷ってのもありましたね。
I:
雑誌の重版はホント特例だからね。
「コンプティーク」も「艦これ」を特集したら増刷だし。
S:
コンテンツの力ってのを改めて感じさせてくれたよね。
I:
他に衝撃的だったのは
「黒子のバスケの脅迫事件」ってのもありましたね。
Y:
不気味な事件でしたね…
これもコンテンツの力…なんでしょうか?
S:
うーん、良くも悪くも様々なSNSが浸透してきた今は、
ブームの火が燃え広がるのスピードが半端ない感じがしますな。
その火を持続させることも課題だけどね。
I:
確かに。
S:
まぁ、いいことも悪いこともあった2013年ですが、
この座談会をきっかけに振り返って来年にいかしましょー。
一同:
おーー!!
WEB漫画業界は戦々恐々…どうするマンガごっちゃ!
Y:
ところで、最近(2013年12月末現在)DeNAの
「マンガボックス」がリリースされましたね。
I:
掲載作品も充実してますし、
編集長はキバヤシさん。
今後も目を離せませんね。
S:
IT系会社発のWEB漫画誌だと
comicoさんや、GANMA!さん、エブリスタさん。
出版社発のWEB漫画誌だと
裏サンデーさんやとなりのヤングジャンプさん…
「マンガボックス」さんは、
出版社系漫画誌とIT系漫画誌のハイブリットだね。
日本のWEB漫画界は
今まさに新しいステージへ移行しているのですよ。
Y:
戦国時代ですね…。
I:
それにWEBで読める漫画は基本無料コンテンツなので、
それをどう商売にしていくのか悩みどころだね。
Y:
漫画はただで読みたいし、稼がないとWEBサイトが運営できないし…
ますます先がわからなくなりますね…
S:
言い換えれば業界全体が盛り上がってる証拠だよ。
マンガごっちゃはマンガごっちゃらしくあればいいんだよ。
Y:
そうですね。今までどおりで頑張りましょう!
マンガごっちゃは来年で4周年!これまでいろいろありました。

おなじみマンガごっちゃTOPページ。2014年に4周年を迎えます。今後も面白い漫画をどんどん掲載していくので、どうかご期待ください。
I:
さっきも話題に出ましたけど、
ココ最近WEB漫画サイトってホント存在感強まったよね。
Y:
そうですね。
WEB発の作家さんも増えてきましたし、
今後もどんどんサイトが増えたり、
そこから面白い作品が生まれたりするのですかね?
I:
マンガごっちゃは
今年で立ち上げてから何年目でしたっけ。
S:
マンガごっちゃは2014年で4年目を迎えます。
いろいろあったなーー(遠い目…)
Y:
僕もI先輩もその時はいなかったのですが、
やっぱし立ち上げ当初は今と違ってましたか?
S:
そりゃもぅ全然だよ!
投稿が一日1件も無い日が多かったり
一日の全体閲覧数が2,000しかない日があったり…。
I:
それは辛い!
S:
でも今は投稿のない日はなく、
PVも格段に上がっています。
Y:
わー頼もしい!
Iさんは他社で漫画雑誌の編集もされていましたから
やっぱいろいろ違いとか感じます?
I:
そうだね、他のサイト独自の空気があるよね。
雑誌とかやっていると、どうしても個々の作品にも
雑誌のカラーとか求めちゃうけど、
マンガごっちゃはそういうのなく共存しているね。
プロとアマチュアが同じ土俵でしのぎを削るっていうのは
また違った面白さを感じるね。
Y:
なるほどなー。

マンガごっちゃでは掲載ページに他媒体の作品情報を載せることが出来ます。投稿されている方はぜひご活用を。
I:
あと作家さんへのサポートも
投稿作品は必ずチェックする体制とか、
あたりまえだけど、難しいよね。
Y:
改めて考えるとかなり独自路線ですよね。
マンガごっちゃって
S:
あとマンガごっちゃは専属契約なんてないし
逆に他社や他サイトでの
宣伝ができるのも特徴かな?
Y:
あのー前から思ってたんですが、
それってウチにメリットあるんですか?
他社さんの宣伝って…?
S:
そりゃ作家さんのためですよ!
I&Y:
か…漢だ!
2014年!マンガごっちゃはこうなるぜ!
S:
でも漫画を投稿するならマンガごっちゃ
おもしろいWEB漫画読むならマンガごっちゃ
って認知されるようになりませんとね。
来年はもっと多くの人に
認知もらえるよう頑張らなきゃね。
I:
イラストの投稿サイトって言えば同様に「pixiv」。
小説なら「小説家になろう」。
みたいな感じってことですね。
S:
そうそう!
ただの投稿サイトでは終わらせない、
メディア展開とかやっていきたいね。
Y:
I先輩はなんかプランとかあります?
I:
うーんやりたいことというよりは願望だけど、
僕はもっと媚び媚びの作品が読みたいなぁ(ハート)
かわいい女んの子とかたくさん…///
Y:
媚び媚びっすか(笑)
I:
これはただ、決して一個人の趣向ってだけでなく、
作家側が読者を想定していて楽しませるって
いう意識のことを言いたいんだよ!
S:
ふむふむ
I:
プロ意識あふれているというか、
作家自身が「これを売れるぜ」「これは本になるぜ」みたいな
意識した漫画があったら面白いなって思うし、
そういう作品にはどんどん協力したいよね。
Y:
なるほどー。
S:
Yはなんかあるの?
マンガごっちゃでやりたいこと
Y:
僕は面白い企業漫画とか、
どこにもリンクしてないような隠れた名作とか
そういった作品をどんどんマンガごっちゃに
掲載・転載できるようにしていきたいですね!
そのためにもいろいろリサーチして
積極的に動いていきたいです!
I:
「回転むてん丸」とかそうだもんね。
Y:
そうですね。
投稿を待つだけでなく、
そういったことが出来るように
頑張りたいですね。
S:
そうだね。今後もどんどん
面白いWEBマンガを網羅できたらいいね。
Y:
2014年はどんどんマンガごっちゃに投稿されて、
どんどん発掘して、どんどん書籍化して、
どんどん話題になって…。
I:
そしてどんどん、ごっちゃごっちゃなカオスなサイトに。
Y:
そうです!
より多くの作品を掲載できるようにしていきましょう。
S:
うーんでも、作品多くなって
最近サイトが重くなってきたんだよね。
I:
あーー…
S:
今後は使いやすさも意識しなきゃねー
今、マンガごっちゃで掲載している中で注目している作品は
Y:
先程も挙げたむてん丸はもちろんですが、
ここはアマチュア作家さんを挙げたいですね!
もくずさんの 『夢現~ユメウツツ~』とか大注目してます!
話も設定も作りこんでいて、
野心的な姿勢に惚れました!
本当にオススメです!
S:
『夢現』ねー!
たしかにあれは面白い!
Iさんは?
I:
僕は『兄がライバル!』ですね
もともとマンガライフオリジナルで
掲載していただけあって
絵も話も高レベル。
4話までは雑誌掲載分の転載だったけど、
5話からは描き下ろしになりますので
ますます目が離せませんよ。
ここんとここはさすがプロ!
S:
それぞれアマチュアとプロの作品を挙げるなんて、
こういうところもマンガごっちゃだよね(笑)
Y:
S編集長はなにか
注目してる作品はありますか?
S:
うーん、この特集の最後にも注目作品は
挙げてるんでこの場ではいいかな。
でも立ち上げ当初から携わってる身として
言えることはクオリティが
全体的に上がってることだね。
とりあえず今は全部要チェックだね。
宴もたけなわ。締めはユーザーに向けて一言

会話は盛り上がる一方時間は刻々と流れていく。気が付くと社内には3人以外誰もいなくなってしまった。編集者の夜は遅い…。
S:
いやー座談会なんて初めてで
けっこういろいろ話せたね!
そろそろ総括と行きましょうか。
I:
それではとりあえずこの座談会を
読んでくださってる皆様に抱負を
言って締めましょう!
S:
まずはY!
Y:
はい!マンガごっちゃは漫画家さんにとって
最も自由に作品を作れて
発表できる場所だと思います!
独創性のあふれる作品をどんどん
取り上げれるよう頑張って行きたいです!
S:
では次Iさんお願いします!
I:
もっとWEB漫画を盛り上げるためには、
なにより重要なのは作家さんです!
作家さん個人個人を
全力でサポート出来るように頑張ります!
Y:
では編集長。最後にお願いします!
S:
マンガごっちゃは
投稿いただく作家の皆様と
読んでいただいている
読者の皆様のサイトです。
大手さんのような派手なことは
なかなかできないのですが、
小回りがきくからこそのアプローチで、
いろいろと取り組んでいきたいので
よろしくお願い致します。
その第一弾として
投稿販売サイト
『マンガごっちゃエース』を立ち上げました!
あわせてよろしくおねがいします。
編集部の注目マンガ!
今年もたくさんのご投稿ありがとうございました。
どれも素晴らしい作品ですが、
編集部の趣味趣向を交えてオススメ作品をご紹介します。
編集長Sの注目作品:

やべえ!タイトルにあるわらしべも当初の目的もなんだか関係なくなった後期ドラゴンボール状態。でも面白い。バカバカしい。ネタ細かい。いろいろな意味で楽しみな漫画です。

ドーン・オブ・ザ・デッド、28日後…などを彷彿とさせるサバイバルパニックホラーにありがちな設定ではありますがこっち方面の王道を貫く作りにただひたすら続きが気になって仕方がないです。
ベテラン編集者Iの注目作品:
サブカル大好き新人編集Y注目作品:
A Happy New Year!!